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〈企業連携授業〉日産自動車株式会社様主催 技術講習会開催

皆さん、こんにちは
本日はYIC京都企業連携授業の取り組みをご紹介します。

職業実践専門課程である一級自動車整備科自動車整備科の学生らを対象に日産自動車株式会社をはじめ日産グループ企業様主催の技術講習会が開催されました。

講習会は日産のエンジニアの方々にお越しいただき、現在日産がリリースするクルマからこれからの日産が掲げるコンセプトについての紹介からはじまりました。

日産のCMでもおなじみのコンセプト「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」についてのご紹介。
3つのコンセプト、パワートレイン、情報、自動運転について排ガスゼロ、日産車による事故発生ゼロを目指す日産のクルマ開発や
2022年の完全自動運転に向けた「自動運転技術投入計画」ではとても興味深いお話しを伺うことができました。
日産の先進運転支援システムの考え方では自動ブレーキを例にとっても単に急ブレーキをかけるのではなく、ドライバーが自動ブレーキが作動したあとに危険回避行動がとれるようにブレーキングに配慮していることなども紹介されました。

講座の後半では日産が世界に誇るGT-Rの開発やその特徴的なメカニズムについてメーカーエンジニアの方から説明が始まりました。

現在のGT-Rの駆動方式もR32型以降のスカイラインGT-Rと同様に電子制御フルタイム4WD。
搭載されるエンジンは、VR38DETT型3.8LのV型6気筒ツインターボエンジンで2017年モデルは570馬力・65.0kgf·mを発生。
エンジンは熟練作業者「匠」によるエンジン組み立てが行われ、エンジンのヘッドには匠の名前が刻まれているとのこと。

まずは高出力なエンジンのパワーをいかにロスなく駆動輪に伝えるかというところから一般的な車両のレイアウトと異なり、
GT-Rはフロントエンジン、クラッチ・トランスミッション・トランスファーはドライバーズシートより後ろとなる車両後方に配置する
プレミアムミッドシップパッケージの構造など現在のGT-Rの特徴。
プレミアムミッドシップパッケージレイアウトにすることにより、理想的な車両前後の重量配分と300km/hオーバーのスピードを維持しようとするとラジェーターの大型化とクーラントで重量が増し、ハンドリングや操安性を損なうことになることから車両前面エンジンからのエアフローが改善されさらに強力なダウンフォースが得られるように開発したことなど空力特性のほか、ボディ・サスペンションと構造について学びました。
また、日産ではこのGT-Rの整備に対し全国156店舗のうち現在、53拠点にニッサンハイパフォーマンスセンターを設置、卒業生メカニックも憧れるGT-R認定メカニックのご紹介もありました。

後半の実習では実習場に搬入されたEV車の新型LEAFGT-Rに触れながら車輌についてさらに詳しくご紹介いただきました。
市販EV車の先駆けとも言えるLEAFを間近で初めてみる学生も多くいたようです。皆、興味津々といった表情で説明を受けていました。

日産によるGT-Rの最高速度は309km/hとされ、R32の頃からドイツのニュルブルクリンクで鍛え上げられた名車です
2008年当時の市販車最速タイム7分29秒3(北コース20.832km)を記録し、当時、現トヨタ社長もそのスピードと車作りを讃えたことでも有名。

コクピットに身を沈めると340km/hまで刻まれたスピードメーターを見るだけでドキドキしてしまいますw。
日産車専用の故障診断プログラムを利用するパソコンにはニッサンハイパフォーマンスセンターだけにあるGT-R専用のIDカードが挿入され、WiFiでリンクしたGT-Rからエンジンの状態などがどのように読み取れるかなど、整備士の方々からメンテナンスのポイントや他の乗用車とは異なるところをご紹介いただきました。

本日はお忙しい中、本校の職業実践授業の取り組みをご理解を賜り、ご指導いただいた日産自動車株式会社をはじめ日産自動車販売グループ会社の皆様に厚くお礼申し上げます。

日産自動車株式会社主催技術講習会の様子はこちら
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